ハイドロキノンは、最近になって聞かれるようになった美容成分だと思われがちですが、実は、第二次世界大戦前から終戦後くらいまで、日本でもハイドロキノンが美白を目的に使われていました。しかし、その強力さゆえに、日本では販売禁止となり、しばらく日本で見かける事が少なくなってきただけなのです。
医薬部外品としては、「ヒドロキノン」と呼ばれているのですが、その漂白作用を利用した軟膏やクリームが美白剤として処方されたり、市販されたりしています。現在では、ドラッグストアでも、ハイドロキノン配合の商品を購入することが出来ます。濃度は2%~4%ほどが一般的なようです。
ハイドロキノンは効果が高いので、たとえ1%程度の濃度でも十分な美白効果が認められているようです。濃度が濃いと効果も上がるようですが、副作用の心配が高まるので、医師の指導なしに、高濃度のハイドロキノンを使うのは、控えた方が良いでしょう。
ハイドロキノンの効果は、シミの原因であるメラニン色素の生成を抑制し、メラノサイトを減少させる作用があります。トレチノイン(ビタミンAの一種)と併用することで、皮膚の漂白効果がより高まるといわれています。
ハイドロキノンが美白剤として指示されているのは、すでにあるシミを除去する効果があり、シミの一種である肝斑にも効果的であるからです。一般的なレーザー治療では、肝斑は逆効果になることもあるので、肝斑に悩む女性には朗報といえましょう。
しかし、副作用が比較的強く、褐色変性(塗った部分が茶褐色に変色する)、白抜き(周囲だけが白く色が抜ける)などの症状が出る場合があります。このような場合には使用を中止して皮膚科医などにご相談されるべきです。